『こわい話』 健康メモより
Aさんは職場の年一回の定期検診で○○○なので医療機関へ行くよう再三言われましたが、自分では何ともないので、様子をみていました。
ある朝、目覚めたら片方の目の前が真っ暗で何も見えませんでした。

Bさんは一般健康診査を受け、○○○ですねと言われました。要医療と書いてありましたが、日々忙しいので病院へ行きませんでした。ある日、自分の足から痛くもないのに血がでているのに気付きました。
ばい菌が入って、腫れているにもかかわらず、痛みを覚えませんでした。やがて全部の指先が黒くなって腐ってきました。

Cさんは、たまたま受けた血液検査で○○○が見つかり、尿の検査ではずいぶんタンパクがおりていますと言われて、再検査を勧められましたが、本来の病状とは関係ないと思って、元の病気の症状が良くなったので通院しなくなりました。次第に足が腫れ、とうとう血液透析を受けることになりました。

Dさんは、○○○もあるし、血液の中の脂肪も多いと言われましたが、症状はありませんでした(本紙平成九年八月号、健康メモ<30>「高脂血症」参照)。
ある夜、脳卒中を起こし、リハビリ中に「広報いばらき」に書いてあった事を思い出しました。

これらの「こわい話」を踏まえ、心がけるべきことは、無自覚無症状の○○○を早期発見することと定期的に通院することです。

毎月の通院にかかる医療費はばかにならないと思いますが、手術する費用と比較するとずいぶん安く済み、不自由な身になる危険性が減らせます。

早期に発見し、良好なコントロールを継続すれば、○○○があっても元気で長生きできることが知られています。

さて、平成七年六月号、健康メモ<17>でも取り上げられた○○○とは? 
【答…糖尿病】 
(1999.8)


茨木市医師会 増田 一裕