『肩こり・腰痛』 健康メモより
肩こり・腰痛 の話

腰痛と肩こりはいろいろな要素が絡み合って起こります。
根本的原因は、人間が四足歩行から二本足で立った事にはじまります。

四足歩行のときには、上半身は前足で支え、下半身は後足で支えていたのです。

二本足歩行をする人間では、前足が手になったお陰で文明を飛躍的に発達させる事ができました。
反面両腕を首の後ろの筋肉で吊り下げなくてはならなくなり、これが肩こりの一つの原因になったのです。
また体重の70%の上半身を5個の腰椎で支えなければならなくなり、しかもこの腰椎が水平な台の上に立っているのではなく、骨盤という斜めの台の上に立っていて、しっかり立つ様に支えるのは腹筋と背筋しかないのです。

その為人間は立っているだけ、座っているだけでも肩や腰の筋肉に負担がかかっているのです。
更に現代人は運動不足にストレスが加わり筋肉が硬くなり血液の循環障害が生じ痛み、コリが出現しやすくなっています。
ですから肩こり・腰痛の方はできるだけ姿勢に注意し長時間同じ姿勢はなるべく避け、40分に一度位の割合で肩や腰の周りの筋肉をほぐし血行を良くする体操をする様心掛けましょう。
寝る時の姿勢も大事ですので、一度チェックして見ましょう。

しかし慢性的な痛みや、ひどい痛みは他の怖い病気が隠されている事があるので専門医に相談してみてください。